お宝No.45
外国人から英語で学ぶ日本文化の真髄
提案者: 合気道無限塾(ジャック・パイエ) (中京区)
(2)合気道無限塾は2009年にジャック・パイエ(師範)によって京都の地に創設されました。パイエは1957年生まれで、22歳の時にフランスから来日し、塩田剛三氏(合気道創始者植芝盛平の高弟、公益財団法人・合気道養神会の創設者)の内弟子として長年にわたって合気道を修行してきました。パイエは、塩田剛三氏亡き後、養神館合気道の最高峰の師範の一人として、日本国内はもとより世界中に出向き合気道の指導をして来ました。海外にも道場を開設し、あるいは講師として招聘され、海外指導も頻繁に実施しており、毎年、米国、ヨーロッパ、カナダ、ロシア、ウクライナ、カタール等、世界各地で指導にあたっております。東京在住の頃には警視庁の研修生を指導したり、フランスのミッテラン大統領来日の際にはSPとして招聘されたりするなど、多くの実績があります。
(3)無限塾では合気道を、他者を制圧するための武道ではなく、互いを尊重し、和合するためのコミュニケー ション・スキルとして身に着けさせるよう指導しております。日本人と諸外国の人々が道場という空間において和気あいあいと交流するコミュニティでもあります。
歴史・文化・ 伝統・道徳という概念はややもすると偏狭なナショナリズムに利用される危険性があります。机上での空論だけでは優越感に浸食された固定的な観念だけが形成されてしまいます。なぜ、世界の多くの人々が日本の文化をこよなく愛しているのか? その答えを述べるなら、日本文化の真髄は、相手を思いやることに重きを置く、豊かで深遠なコミュニケーション・スキルにあると言えるでしょう。
無限塾では合気道という楽しい身体表現を通じて日本文化の神髄を無理なく習得することを目指しています。しかもこれを英語で学ぶ。とてもユニークな教育メソッドだと思います。
(4)相対動作の効果 ⇒ 安全・安心、健康・健全 ⇒ “思いやり”を育む ⇒ いじめ防止にも役立つ
①無限塾の合気道はとても安全であり、稽古には老若男女が分け隔てなく参加しています。
②“仕手”と“受け”というペアでの相対動作が基本ですが、これを円滑に進めるためには自分本位ではなくパートナーへの気遣いとリスペクトが必要となります。
③とりわけ子どもたちは、稽古を通じて、芯が強くて思いやりのある子に育っています。 実際、無限塾に通ってくる子供たちの中で「いじめられなくなった」という声も聞いております。
④体の大きい子、小さい子、元気な子、おとなしい子、それぞれの個性を尊重しています。どのような子でも、オープンマインドを育むことは可能です。そしてそれこそがグローバル人材にもとめられる資質でもあります。
合気道無限塾では、合気道と英語を通じて日本文化を習得していただくことを目指しております。私どもが持つノウハウや人材等を活用いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
(②力の提供・支援型)
進捗状況・成果
養神館合気道 無限塾10周年記念演武大会
2019年3月22日
平成31年2月21日(木)に、京都市武道センター(旧武德殿)において、「養神館合気道 無限塾10周年記念演武大会」が実施されました。
国内及び世界各国から合気道家が参集され、日頃の精進の成果を披露されました。
ジャック・パイエ代表の主催者挨拶、京都市長から祝辞の言葉が述べられ、300人ほどが詰めかけた会場内にも「平和の武道」の精神が共有され、国を超えた交流の輪が広がっていきました。
英語で合気道レッスン
2019年2月25日
平成31年2月22日(金)に、日吉ヶ丘高校で、英語で合気道レッスンを行いました。
合気道無限塾のアンディ先生と片岡先生が講師となり、生徒たちは、合気道の基本動作とともに、常に意識しておかなければならない点を押さえながら身体を動かし、難しい動作もしっかりとこなしていました。
文化庁京都移転・私たちができること推進チームへ参加
2018年2月14日
合気道無限塾は、文化庁京都移転・私たちができること推進チームの一員として、活動を展開されています。
活動内容については、以下を参照ください。
リンク:文化庁京都移転・私たちができること推進チームのページ
市民ライター講座で作成された記事が掲載されました!
2017年4月12日
「まちづくり・お宝バンク」に提案いただき活動されている方々に、市民の方がインタビューをし、記事を作成いただく「市民ライター講座」で作成された記事が、「みんなでつくる京都」に掲載されました。
掲載記事はこちら ⇒ https://tsukuru-kyoto.city.kyoto.lg.jp/bank_news/mugen/
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