お宝No.396
地域で余っている野菜や捨てられるお野菜から作る「お野菜絵の具」プロジェクト。
提案者: 山内瑠華 (右京区)
「活動内容」
私たちは、 Lápiz Private(ラピスプライベート)の事業の一つとして、京都を中心とした地域の農家さんや農業団体さんから、様々な理由で市場に出すことができず余っている野菜を提供していただき、そのお野菜を使って「お野菜絵の具」を作る活動をしています。立命館高校・立命館守山高校・立命館大学(留学生を含む)・APU・大阪体育大学の学生計10名で活動しています。
① イベントの実施
本来なら捨てられてしまう野菜たちを「絵の具」という新しい形に生まれ変わらせ、塗り絵ワークショップの実施・地域のイベントへの参加・展示会の開催を通して、子供から大人まで幅広い世代の方に「食」を超えたお野菜の魅力を伝えます。
② SNSでの発信
イベントの開催だけでなく、インスタグラム・Facebook・TikTok・YouTubeなどのSNSを通して普通の絵の具では味わうことが味わうことができない、お野菜本来の匂い・色味・質感の楽しさを発信しています。また、オリジナルソングを作成して、プロモーションビデオをYouTubeに投稿して子供たちにも分かりやすくお野菜の魅力を伝えます。
③ アーティストさんとのコラボ
自分たちで手作りしたお野菜絵の具は、イベントに使用するだけでなく、京都でアーティスト活動をされている方々に提供させていただき、コラボ作品も手掛けたいです。完成した作品は、イベントで展示したり、お野菜絵の具の塗り絵の下絵として使わせていただきたいと考えています。
「活動目的」
この「お野菜絵の具」の活動目的は大きく三つあります。
① 食品ロス問題へのアプローチ
近年、食品ロスの問題は社会問題の一つとして各方面で取り上げられています。数ある食品の中でも、生ものである野菜は多大な影響を受けます。また、形や色が原因で「規格外」となってしまった多くの野菜は廃棄されています。「規格外の野菜を買おう・食べよう」という働きかけは多くの団体が既に取り組んでおられますが、それでもなお余ってしまう野菜はたくさんあります。そこで、「食べる」以外で余剰の野菜を活用する方法として「絵の具」にして「アート」として楽しむという方向性を選びました。余剰のお野菜だけでなく、普段食べないへたや皮の部分も絵の具として活用し、事業系食品ロスと家庭系食品ロスの両方の削減に貢献したいと考えています。
② 自己表現の場の提供
私たちは、学習施設や教育機関と連携して子供から大人を対象にお野菜絵の具での塗り絵イベントを企画運営しています。塗り絵は、自分を表現する方法の一つであり、個人の個性がよく出るものです。Lápiz Privateのメンバーの中でも、自分を表現する難しさに悩んだ経験があるメンバーが多くいる中で、言葉以外の方法で自分を表現する「塗り絵」にすごく魅力を感じています。自己表現に難しさを感じる一つの原因として、「受け入れてもらえないこと、失敗すること、評価されないことが怖い事」が挙げられます。お野菜絵の具の塗り絵イベントでは、絵の具に使われている形や色が特殊な「へんてこりん野菜」と自分自身を重ね合わせ、「へんてこりんでもいいよね」というメッセージを感じてもらいながら、自分自身を自由に塗り絵で表現し、それを参加者同士で温かい雰囲気でシェアしています。一般的に「規格外」と認識されているお野菜が「絵の具」に生まれ変わって素敵な色合いを生み出している面白さを感じてもらい、ありのままの自分を表現できる場を作ることに努めています。
③ 食育
絵の具に使う野菜は、基本的に旬の野菜で余っているものを使用しています。お野菜絵の具を通して旬の野菜が何かを知ってもらい、おいしく健康な食生活に役立ててほしいと思っています。また、お野菜絵の具で味わえる野菜本来の質感・色合い・匂いを通して野菜の豆知識もイベントやSNSでシェアしています。
進捗状況・成果
【告知】2022/3/4情報番組で活動が紹介されます!
2022年3月4日
【活動進捗】6/20(日)へんてこりん野菜で塗り絵オンラインイベント開催します!
2021年6月10日
農家の皆さんに提供していただいたお野菜で作ったおやさい絵の具で、
6月20日に京都芸術大学の学生とコラボのお野菜絵の具オンラインワークショップを実施することになりました。
5〜10組の親子の方に参加してもらえたらと考えております。
興味を持たれた方は、下記のリンクページよりお申込みください。
詳細はこちら
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