お宝No.106
京都市地域景観まちづくりネットワークの立ち上げ ~景観まちづくりによる地域の価値向上へ~
提案者: 京都市地域景観まちづくりネットワーク (上京区)
京都市地域景観まちづくりネットワークは、京都市の条例に基づき地域景観づくり協議会の認定を受けた11地域(修徳学区、先斗町、西之町、一念坂・二寧坂、桂坂学区、姉小路界わい、明倫学区、仁和寺門前、三条通、祇園新橋、嵐山)の集まりです。いずれも地域固有の景観・文化をより魅力的なものに育てていこうと日々活動している地域で、現在このネットワークの立ち上げに向けて準備を進めているところです。
地域景観づくり協議会制度は、認定を受けた地域内で建築行為を行う際、施主は事前に地域と協議をしなければならないという、話し合いを義務付ける仕組みです。施主にルールを強制するものではありません。でも、話し合いの力を侮るなかれ。協議の持ちよう次第で、地域と施主や事業者の間に信頼関係ができ、地域の大事な価値を互いに知り共有し、この価値を一緒に守り高める仲間になっていきます。11地域は、そんな繊細でタフなネゴシエーションを積み重ねています。
このネットワークは、11地域の情報・経験を交流し、各地域の取組に活かすとともに、京都内外に情報発信し、ともに景観まちづくりに取り組む地域を増やし、京都に都市価値を高めることを目指しています。
※平成30年度現在、認定地域は11地域となっています。
■京都市景観まちづくりネットワークのホームページ:http://kyotokeikan.net/
進捗状況・成果
2019/2/8(金)、京都市の検討する「新景観政策の更なる進化」について、意見書を提出しました。
2019年2月12日
京都市地域景観まちづくりネットワークは、
京都市の検討する「新景観政策の更なる進化」について、意見書を提出いたしました。
概要は以下のとおりです。
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「新景観政策の更なる進化」についての意見書 概要
1.新景観政策の基本方向を堅持し、
安易な高さ制限の緩和につながる対策は採用しないことを望みます。
2.景観づくりに主体的に取り組む地域組織が増え、
その活動が進展するよう、連携と支援を望みます。
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<意見書の全内容は、京都市景観まちづくりネットワークwebサイトからご覧いただけます>
■京都市地域景観まちづくりネットワーク■
http://kyotokeikan.net
シンポジウム「景観まちづくりの新たな潮流」を開催
2016年12月25日
平成28年12月11日(日)下京区のしんらん交流館にて、シンポジウム「景観まちづくりの新たな潮流」が開催されました。地域景観づくり協議会制度の認定を受けた8地域に加え、市の景観政策、屋外広告物、コミュニティ推進の各部局からパネリストが登壇し、議論を重ねました。
8地域が、その特性に応じて独自の工夫を重ね、協議会の運営を行っていることが紹介されました。地域景観づくり協議会制度の認知度の低さ、行政との連携の難しさなど、制度利用上の課題が指摘されながらも、地域と地域内で建築行為等を行う事業主が、目指す将来像を共有し、将来世代にどんな景観を残していけるのかをともに考えることから、景観保全・創造に加え、地域コミュニティ形成への導入や強化という点でも有効な制度であることが語られました。
京都市地域景観まちづくりネットワークHP http://kyotokeikan.net/
京都市地域景観まちづくりネットワークの立ち上げ ~景観まちづくりによる地域の価値向上へ~の進捗状況
2016年5月8日
京都市地域景観まちづくりネットワークからの取組提案である「地域景観まちづくり協議会として認定されている7地域の情報・経験を共有し、各地域の取組に活かすとともに、京都内外に情報発信し、景観まちづくりに取り組む地域を増やす」を受けて、本市において、地域景観づくり協議会制度の普及啓発や制度を活用する地域への専門家派遣などを実施することとなった。平成28年7月には、新たに「仁和寺門前まちづくり協議会」が、地域景観まちづくり協議会として認定されるなど、景観まちづくりに取り組む地域の拡大につながっている。
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