お宝No.138
女性会活動から“こころのまちづくり”を!
提案者: 京都市地域女性連合会(会長 佐伯 久子) (中京区)
私たち京都市地域女性連合会は、市内各学区の女性会を単位として、地域に根差した様々な活動を行うとともに、女性の自立と社会参画を推進するための学習と実践に取り組んでいます。
地域の皆様には「雑がみのコミュニティ回収」や「廃食用油の回収運動」など環境ボランティア活動でおなじみかもしれませんが、各学区では学校とも密接な関わりを持ち、登下校時の子ども見守り活動、学校運営協議会への参画、子どもたちに昔遊びやお茶、お花、地域の歴史を伝える授業の実施など、京都で育つ子どもの成長を皆で支え応援しています。登下校時に出会う児童からは「あのときの先生や!」と声を掛けられることもしばしばです。
また、各学区では様々なサークル活動が活発に行われており、日頃の成果を発表する発表会や作品展を開催したり、時代祭では毎年、婦人列や奉納民踊で華を添えたりするなど、文化資源に恵まれた京都の環境を生かして、文化芸術活動にも力を入れています。
創立から67年目を迎えましたが、女性の幸せを願って発足した当時よりも世の中には便利な物が増え、社会が豊かになった分、大切なものも失われているように思います。
東日本大震災を経験し、私たちが以前から大切にしてきた「地域で支えあうこと」、「絆」の大切さが日本中で再確認されました。「ありがとう」「おかげさま」を大切にし、地域に温もりが溢れる一助になれればと思い、私たちは今日も“地域の頼れるおばちゃん”として活動しています。
女性会活動には、ひとりひとりが自分を磨き、心豊かに暮らしていくための「学びの場」、人と人との心をつなぎ、地域の絆を深めていくための「実践の場」が溢れています。力を入れているサークル活動には、支えあい高めあう仲間もたくさんいます。身近な社会参加から生きがいづくりまで、一人ではできないことも女性会でなら実現できます。ぜひこの機会にお近くの女性会に興味を持っていただければ幸いです。同じ地域で暮らす方々が温かいつながりを持ち、支え合いと思いやりの心が通う京都ならではの“こころのまちづくり”を、ぜひ女性会活動から盛り上げていければと思います!
(2 私たちの力を貸します!)
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