お宝No.143
みん芸(みんなの工芸品)に取り組もう
提案者: 父活プロジェクト (伏見区)
「ほんまもん」をみんなでつくり、シェアをする。例えば、卒園記念に、伝統工芸品を地域でプレゼントをする。そのコンセプト立案からその資金集めと、ワークショップ形式でつくり手との共創で取り組みます。
工芸品を贈る行為をもっと身近にする。地域コミュニティで育むものづくりプロジェクトです。
子供の成長や節句をみんなで祝い、その伝統文化を守り、育てることで、担い手を含めた人と暮らしを豊かに育み、京都の職住一体の生活文化を再構築するきっかけとします。
父活プロジェクトのホームページはこちら
(1 私たちが取り組みます!)
進捗状況・成果
市民サポーター派遣を活用しました~自分たちの活動の未来を描き、伝えるために~
2018年3月2日
平成30年2月28日に、市民サポーター派遣最終回が実施されました。
「ものづくりを通じて子どもとの『暮らし』を見つめる。」
父活プロジェクト2代目代表の西森さんが、団体のことを初めて知ったのは「お父さんたちの雑談カフェ」に参加し、「子どもに木のおもちゃをつくってプレゼントをしたい」と思ったことがきっかけだったそうです。
これまでに、「ものことば」というプログラムで、伝統工芸の職人やクラフト作家と一緒に子どもとの「暮らし」に関する道具づくりに取り組み、
・地域へのギフト「木馬づくり」
をはじめ、
・火と木に触れる子育て環境デザイン
・里山のちいさなシゴトづくり
などの事業を進めてきました。
「私たちは、できあがった品が届き、誰が、どこで、どのようにつくられているのかを知らずに買い、使い、捨てる。それが日常になっています。本来ものづくりは、自然からつくられた材料はすべて命が宿っていて、その命をいただくということなのです。だから、そのものを大切につかおうと思うことにつながるのです。子どもと向き合う機会になるだけでなく、今まで見えなかった様々なつながりを知ることができます。家族との「暮らし」を自分たちでデザインすることができるのです。」
とおっしゃる西森さんの想いや興味・アイデアは大きく広がっていくため、それらを団体のビジョンに落とし込み、活動の意義をまわりの人たちに伝えるための表現・言葉選びに苦戦されていたようです。
今回のサポーター派遣では、NPO法人いのちの里 京都村理事長の菱川貞義氏にサポートに入っていただき、菱川さんのデザイナー、イラストレーター、コピーライター、プランナー、自然農実践者でもある、数々のスキルを活かして3回にわたりミーティングを行ってきました。
「父活プロジェクト」という団体名から連想する枠の外へ大きく絡んで広がる活動内容を、どのように咀嚼し、共感を得られる言葉にして発信していくか、という、どの活動団体にとっても共通の課題がここにもありました。 なかなかすぐに答えを導き出せるようなテーマではありませんので、今回の派遣で菱川さんからいただいたアドバイスを元に整理をして、今後も深く考えていただくことになりそうです。
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