お宝No.197
ホームインスペクション(住宅診断)を生かした既存住宅流通促進
提案者: 相波幸治建築設計事務所 (左京区)
京都市内は新築住宅のための土地が限られており、既存住宅を流通させることは、他都道府県から京都市内への移住を促進し、今後の人口増、少子化対策にもつながると考えます。
日本の全住宅流通量に占める既存住宅の流通シェアは約15%弱で、欧米諸国と比べると1/6程度でありとても低い水準です。その理由は諸説ありますが、ここでは既存住宅の流通をより進めるためにホームインスペクションを利用することを提案します。
既存住宅流通市場の課題には以下のようなことがあります。(国交相中古住宅の流通促進・活用に関する研究書)
http://www.mlit.go.jp/common/001002569.pdf
1.既存住宅の価格評価が不透明。
2.既存住宅の品質に不安がある。
3.既存住宅を再販しにくい。
上記のうち、ホームインスペクションによって「2.既存住宅の品質に不安がある。」の課題に取組みます。
ホームインスペクションは主に買主からの依頼により、住宅の劣化について知識をもつ専門家(ホームインスペクター)が購入希望の住宅を診断します。
第三者の視点で建物を診断するので、買主にとって購入時の判断材料になります。
ホームインスペクションは市民の認知度はまだまだ低く、利用率は決して高くはありません。行政の役割としては、
・ホームインスペクションの市民への広報
・ホームインスペクション利用者への費用の補助
・遊休不動産(空き家)を利活用した低所得者への住宅供給のための住宅品質確認作業時に利用
などが考えられます。
まだどこの自治体も取組んでいない独自の取り組みを期待します。
(2 私たちの力を貸します!)
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