お宝No.284
車いすの点検・調整・整備などに取り組んでいます!
提案者: 京都車いす点検ボランティア「スイマルク」 (下京区)
高齢者の増加に伴い、車いすを利用する姿を街でよく見かけようになってきました。しかし利用者が故障に気付かないまま危険な状態で使用している事が多く見受けられます。
市内には自転車屋さんはありますが、専門的に車いすの修理してくれる店も少なく、お困りの情報を得た私達は車いす安全整備士の資格を習得し、専門的な知識、技能を活用して、利用者が安心して車椅子を使用できる環境作りを目指しています。
車いすは、使用する人にとって身体の一部です。しかしながら福祉施設・病院・社会福祉協議会などにある使用中の多くの車いすが、未整備の状態で使用されており、この現状を知り「何とかしなければ!」との思いで活動を始めました。
施設の方々は普段の業務に追われ車いすの点検や清掃にまでは手が回らないのが実情です。そこで施設の人に代わって、私達が車いすの点検・調整・清掃を行い、安心して快適に車いすを使用出来るようにお手伝いをさせていただきます。
・毎月1回定例会(ひとまち交流館 毎月第4土曜日 10:00~12:00)
・特別養護老人ホーム、各区社会福祉協議会、病院、イオンモ-ル京都桂川にて無料点検活動を実施しております。
・具体的な活動内容は2人1組で点検表に基づいて作業します。
・研修会及びメンテナンス講座開催(メンバーの技術向上を目指します)
★会員募集中です!★
ますます需要が増える車いすの点検、整備ができる人材になりませんか?
男女問わずメンバーが活躍中です!お気軽にお問い合わせください。
進捗状況・成果
ウクライナへ車いすを送るプロジェクトが紹介されました
2024年2月1日
2024年1月20日(土)に、日テレの情報番組「エブリーサタデー」にてスイマルクの活動が紹介されました。
放送後に全国から車いす寄付の連絡が沢山届き、対応に追われているそうですが、ありがたいとのことでした。
京都から東京のウクライナ大使館に送られた整備済の車いすは、東京港からポーランドのグダンスク港を経由して、1.5か月ほどかけてキーウへ届けられています。
スイマルクの活動報告もご覧ください。
ウクライナへ整備済み車いすを順次発送しています【寄附も募集中です!】
2023年5月1日
【活動見学レポート】 (協働コーディネーター 日高)
2022年から取り組まれている、ウクライナへ再生車いすを送るプロジェクト。
スイマルクの取り組みに共感してくださった企業から場所も提供いただき、全国から提供された車いすの整備と発送作業に大忙しです。今回は、久御山での車いす整備と梱包作業にお邪魔しました。
プロジェクト立ち上げ当初の目標は車いす100台でしたが、いくつかのメディアで取り上げていただき、2023年4月時点で、目標を上回る122台をウクライナへ送っています。
コンテナ2台を提供いただき、倉庫と整備場所として使われていますが、夏場は暑くて大変そうです…。
見学をした日にも、福祉施設の方が車いす8台と義援金を神戸から届けてくださいました。
その後も、車いすを提供したいという方からの問合せの電話があり、多くの方が関心を持たれていることが分かります。
ニュース番組で放送されてからは、ウクライナ大使館経由で全国の車いすの提供者から連絡をいただくことも増えたそうで、先日は群馬から車いすを送ってこられたとのことでした。
※車や電車で引き取りに行ける範囲(片道2時間程度)はスイマルクさんが取りに行かれますが、遠方からの提供は、ご自身で発送していただけたらとのことです。詳しくはスイマルクにお問合せください。
「車いす」とひと言で言っても、様々な種類があるようで、子供用の小さいサイズ、背の高いリクライニング機能付き、スポーツ用など、大きさも形状も様々で、梱包作業はパズルのようです。重い車いすを横にしたり逆さにしたり、壊れないように且ついかに効率よく丁寧に梱包できるかを苦心されていました。
子供用車いすには、ぬいぐるみを乗せて発送しています。
倉庫代わりのコンテナには、整備中の車いすが50台以上出番を待っていました。
破損がひどいものなど、どうしても整備ができないものは素材や部品ごとに細かく分別しています。解体作業も大仕事です。
車いすをいくつか組み合わせて段ボールを切り貼りして梱包し、コンテナ内で箱を並べ替える作業も、とにかく体力勝負!です。
発送作業のお手伝いができる方は、ぜひボランティア参加していただけるとありがたいです!
【連絡先】こちら
電話:090-7344-8040(谷口)
FAX:075-621-2810
メール:suimaruku@gmail.com
中には、長く闘病されていた方の遺族から提供された車いすもあり、「車いすを捨てるのは心苦しく、ずっと置いたままだったけれども、ウクライナで使ってもらえるのであれば。」と送ってくださる方もいらっしゃるそうです。
これまでの活動と、現地ウクライナから寄せられたフォトレポートは、こちらからご覧いただけます。
【2025年3月まで寄付募集】ウクライナへ車いすを送るプロジェクト(寄付金控除優遇措置の対象です)
2022年10月12日
公益財団法人 京都地域創造基金にて、寄付金を募集中です!
★京都地域創造基金への寄付金は、寄付金控除等の税制上の優遇措置の対象となります。
ウクライナへ車いすを送るプロジェクト 〜車いすが不足しているウクライナへ整備した車いすを100台提供します〜
個人や団体・施設に、使用していない車いすの提供を募り、私達ボランティアグループの強みである車いす点検整備の技術を活かして車いすを整備し、在日ウクライナ大使館の協力のもと、ウクライナで車いすを必要としている人達に送ります。
また、このプロジェクトを通じ、私達の活動をより広く知っていただき、地域で活用していただける機会や新たな仲間づくりの機会とすると共に、車いすを必要とする世界中の人々が平穏な日常生活が送れる平和な社会を実現します。
事業概要は、公益財団法人 京都地域創造基金サイトをご確認ください。
実施期間
2022年8月22日〜2023年3月31日
目標金額
1,000,000 円
寄付方法
寄付の申し込みをこちらからお願いします。
http://www.plus-social.jp/donation.cgi?pjid=133
⬇︎
・クレジットカード
・郵便振替 京都地域創造基金寄付口座 00930-4-312262
通信欄に「車いす」と記入ください。
・銀行振込 京都信用金庫 本店 普通 1993147 公益財団法人京都地域創造基金
可能であれば「クルマイス」と付記ください。
【ご協力ください】ウクライナへ再生車いすを送るプロジェクト
2022年7月26日
在日ウクライナ大使館の協力のもと、使わなくなった車いすを整備をして再生した車いすをウクライナへ送るプロジェクトが始まっています。
提供いただいた車いすの保管と整備場所を探していましたが、新晃自動車(株)さんのご協力で場所の確保はできました。提供いただける車いすの情報も集まりつつありますが、目標100台を目指して取り組んでいますので、ご協力の程どうぞよろしくお願いいたします。
また、子供用車いすには寄附いただいたぬいぐるみを載せて発送することにし、先日は活動の様子を新聞社に取材いただきました。
★目標100台の車いすを整備する部品費や東京のウクライナ大使館に送る輸送費はまだまだ必要です。このプロジェクトに賛同いただける方は、わたしたちの活動についてシェアやご寄附をお願いできますと大変励みになります。
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【関西大学 高槻キャンパス様から車いすを提供いただきました】
ウクライナへ再生車いすを送るプロジェクトへの呼掛けをスタートしてからありがたいことに多くの方に関心を持っていただいております。この度は、まちづくり・お宝バンク提案者の方からご紹介いただき、関西大学様から車いすを1台提供していただきました。
区役所車いす点検プロジェクトが始まりました
2018年12月28日
車いすの無料点検・調整をおこなっているボランティア団体「スイマルク」と各区役所が連携して、区役所で貸し出している車いすの総点検プロジェクトに取り組んでいます。
公共施設等で貸し出しを行なっている車いすですが、車検のような定期点検義務がないため、購入後は整備が行き届かずに放置されがちだそうです。そこで、スイマルクのみなさんが点検を希望する区役所をまわって点検・調整を行なっています。42の安全チェック項目に沿って、空気圧のチェック、パーツの緩み、車体のぐらつきのチェックなど、一つひとつ細やかに点検するため、車いす1台に要する時間は約1時間ほどです。
点検が終了したら、日付シールを貼ります。このシールを目安に、半年おきに点検をするのが望ましいそうです。
今回傍で作業の様子を見ておられた方が「これで安心して使えますね」と声を掛けてくださいました。
スイマルクでは、定例会や講習会を開催して、会員の技術力向上にも積極的に取り組んでおり、今後もさらにニーズの高まるであろう車いすを市民が安心安全に使用できるように取り組まれています。代表の谷口さんは新幹線の整備士をされていたそうで、他にも染織業をされていたメンバーもいらっしゃり、専門性の異なる多様な背景をお持ちのメンバーが和気あいあいと楽しみながら活動されているのが印象的でした。
2019年1月には右京区役所で貸出し用車いす点検を実施する予定です。
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