お宝No.376
「困っているかな」をアクションに繋げる!「みまもりあいアプリ」を活用した、互助を育てる街づくり
提案者: 高原達也 (市外)
「30分に1人」、令和元年における認知症患者に関連する行方不明者の数を示す数字です。(警視庁生活安全局生活安全企画課「令和元年における行方不明者の状況」より)
京都市では、2025年における認知症高齢者数は約93,000人と推計されています。これは、日常生活圏域76地域(概ね中学校区)当たりに換算すると、約1,200人となります。(京都市 保健福祉局健康長寿のまち・京都推進室健康長寿企画課より)
https://www.city.kyoto.lg.jp/hokenfukushi/page/0000181883.html
わたしたち社団法人セーフティネットリンケージは、認知症の方のひとり歩きを、市民同士の互助で解決するための「みまもりあいアプリ」と「みもりあいステッカー」からスタートしました。
そんなわたしたちの根底にある想いは、誰かの「助けて欲しい!」という緊急事態に対して「地域にいる協力者を募って、皆で助け合える仕組みを作りたい!」です。
「1年間に日本で現金を落として交番に届けられる金額=毎年平均160億円前後」という統計データがあります。日本人がすでに持つ「困っている人は助けたい」とする「互助」の気持ちをICT(情報通信技術)がサポートする発想で生まれた「見守り合える街」を育てるプロジェクト、それを「みまもりあいプロジェクト」と名付けました。
アプリは口コミで地道に広がり、全国で約70万ダウンロードされています。そしてこれからは、地域の互助を育てる機能の追加を予定しています。
地域・NPO団体などの情報発信を無料でサポートする機能や、各種団体の活動を市民が応援しその活動に参画もできるマッチング機能、災害の時に必要に応じて必要な人同士がすぐに連携がとれる機能などが追加予定です。日常から災害時までその状況に応じて「互助」の想いを最大化する機能を組み込んでいきます。
わたしたちは、「困っている人を助けたい」「誰かの力になりたい」という人が持つ想いを信じ、その想いが小さな行動に繋がり、やがて大きなパワーとなる過程をICTでサポートし続けていきます。そして、京都市及び市民の方々が相互に協働できる環境づくりに貢献していきます。
進捗状況・成果
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