お宝No.467
ベビー&キッズ用品交換会とダウン症関連情報図書館を軸とした地域ピアサポート
提案者: 武田みどり (上京区)
このベビー&キッズ用品交換会は、令和3年度からコロナ禍で孤立が危機的となった妊産婦や子育て世帯へのアプローチとしてスタートした取り組みです。
現在は、京都市内数カ所で、それぞれの地域、その場の力を借り、地域の公共クローゼットとして、そこに存在しています。
子育てに関連する品物を互いに持ち寄り持ち帰り、共有し合う、ただそれだけの場。しかしながら、その場を媒体とし、人と人が寄り合い、出会い、共感や、新しい気付き、明日への力を相互に与え合える循環を生み出す場となっています。その地域に暮らす人、その地域で活動するさまざまな立場の方々が関わり、その地域に合った形で存在しています。
子育て世帯だけのものではない、交換の場としてだけではない、多くの意味合いを持つ場となっています。
地域の新たなセーフティーネットとして、新たなまちづくりのきっかけとして、可能性を持つ場であると実感しています。
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また、ダウン症のある子育てや、その命に関わる葛藤も含めたピアサポート活動も、1人の母親として続けてきました。現在は、地域の主任児童委員(民生児童委員)として、また日本ダウン症協会京都府地域相談員としての立場に立ち、交換会と共に、ダウン症について、ダウン症のある命や暮らしに関わる事を、誰もが知る窓口として、ダウン症関連の書籍や情報を集めた移動図書館(過去に開いていた、ダウン症のある子育てを共有する場の名前を引き継ぎ“かたりば”と名付けています)を開いています。
交換会とダウン症、この2つをキーワードとし、それぞれの場や人、地域のニーズに応じながら、“誰もが誰かのピアサポーター”であると考え、それぞれの場から生まれていくものや、出来事を眺めながら、日々を過ごしています。
誰かの何かのきっかけとなれれば幸いです。
▶お宝No.472ダウン症関連情報図書館(移動型)
進捗状況・成果
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