お宝No.60
映画都市・京都として夢を提供するまちであり続けるために
提案者: 信國 明子(メディア支援センター)
現在も、撮影所機能を持つ都市は東京と京都のみで、他所にはない恵まれた製作環境にあります。しかし、近年、映像製作においても東京一極集中は加速されており、京都で映像製作を学ぶ学生も活躍の場を求め東京へ出ていく方々が増えています。また、人気の観光都市であるがゆえに、撮影に苦慮することが多く、撮影が難しい都市というイメージを持たれています。
この実状が改善され、京都から素晴らしい作品を次々に発信できる環境をつくること、そして、これまで築いてこられた輝かしい京都の映画文化を未来に繋ぐためには、市民の方々の理解と協力、若い世代の方々に映画への興味をもっていただく施策が必要です。
・空き物件等を有効活用
作り手にとって、ロケ場所が豊富にあること、スタッフ用拠点場所があることは、撮影候補地を決定するうえで重要なポイントであり、そして地域の方々の協力は何よりの支えとなる。そこで行政の広報媒体等ネットワークを利用し、市民や団体、企業に向け、空家や空施設など提供可能な物件を広く募り、物件の有効活用とともに製作に参加する機会を作り出す。
・農山村への映画等誘致
京都には美しい原風景が広がった地域がある(右京区京北地域など)。ロケ地としては未開拓な地域の特徴をまとめ、時代劇等作品の撮影誘致を図る。既存の名所とともに、魅力ある京都のロケ場所として広く紹介する。
・将来の映画支援者を育む
早い段階から京都の映画文化に興味を持っていただくよう、地元の小中学生に映画作りの工程を体験する機会をつくり、また、同様に、修学旅行生の皆さんに、所作や殺陣など時代劇の世界に触れていただく機会を作る。
・京都が舞台の映画作品を見る機会を増やす
書店やレンタルビデオ店などに協力いただき、京都が舞台の作品だけを集めたコーナーを常設いただく。
(①主体的取組型)
進捗状況・成果
文化庁京都移転・私たちができること推進チームへ参加
2018年2月14日
提案者の信國氏は、文化庁京都移転・私たちができること推進チームの一員として、活動を展開されています。
活動内容については、以下を参照ください。
リンク:文化庁京都移転・私たちができること推進チームのページ
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