〈初開催〉夏休みは夜のミュージアムへ! ナイトミュージアムKANSAI@京都市京セラ美術館

 京都市京セラ美術館では、ナイトミュージアムKANSAIの取組として、夜の美術館を楽しむ夜間開館を初めて実施します。

 開催日は8月の金曜・土曜日(8月24日を除く)。金曜日の夜は、会社帰りのビジネスパーソンがいつもとは異なるアフターファイブを楽しむためのアート講座、土曜日の夜には、子どもたちがのびのびと楽しめるアートワークショップを開催します。これ以外にも、様々なイベントをご用意しております。是非ひと味違う夜の美術館をお楽しみに。

1 夜間延長開館について

 以下の展覧会において、夜間開館対象日は午後8時まで(通常は午後6時まで)開館します(最終入場は午後7時30分まで)。

 ※各展覧会の観覧料や詳細は以下の外部リンクをご確認ください。

〈対象展覧会・夜間開館対象日〉

(1)8月24日(土曜日)を除く毎週金曜(2日、9日、16日、23日、30日)、土曜(3日、10日、17日、31日)を開館

(2)8月30日(金曜日)、31日(土曜日)のみ開館


「村上隆 もののけ 京都」展示風景

Photo: Joshua Whit

©2024 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved

2 特別企画

(1)仕事終わりにアートを嗜む 「アートとビジネスを考える|ビジネスパーソン向けアート講座」

 現代アートの楽しみ方をレクチャーする「アート講座」を開催します。文化芸術に関連したお仕事をされている方はもちろん、異なる分野に携わっている方にとっても新たな視点からビジネスを捉える機会になるのではないでしょうか。是非いつもとは違うアフターファイブを美術館でお楽しみください。

  • 日時:8月2日(金曜日)、30日(金曜日)午後6時30分〜午後7時
  • 場所:京都市京セラ美術館 講演室(本館地下1階)
  • 講師:高橋信也(京都市京セラ美術館 事業企画推進室ゼネラルマネージャー)
  • 定員:100名(要事前申込/先着順)
  • 参加費:無料
  • 申込:以下URLに申込フォームを掲載します。(7月24日(水曜日)午前10時より受付開始)
https://kyotocity-kyocera.museum/event/nightmuseum_lecture外部サイトへリンクします

(2)土曜日の夜はご家族やお友達と感想を共有しよう!

 普段静かに鑑賞しないといけないと思われる美術館ですが、土曜日の夜は、声の大きさを気にせずにご家族やお友達同士でお話しながら鑑賞いただけます。作品を見て感じたことなどを共有し、展覧会を楽しみましょう。

  • 日時:8月3日(土曜日)、10日(土曜日)、17日(土曜日)、31日(土曜日)午後6時~午後8時
  • 対象展覧会:「1 夜間延長開館について」に記載の展覧会全て対象 ※没後50年 生誕120年「奥村厚一 光の風景画家 展」は31日(土曜日)のみ

(3)美術館で夏の自由研究! 「みんなに伝えよう!この作品の見どころは?」(子どもも大人も是非どうぞ!)

 ワークシートを使って、実物の作品をよく観察して、絵や言葉で見どころを書いて、自分だけの作品解説を作ってみましょう。作品が持つ魅力を発見して表現する楽しみを体験するワークショップです。
 会場は、近代から現代の日本画、洋画、陶芸、写真など多彩な作品が魅力のコレクションルームと、現代美術作家・村上隆の巨大彫刻作品が展示されている中央ホールや日本庭園です。館内を歩き回り、気になった作品をじっくり観察(研究)してみましょう。
 ※ワークシートや筆記具(鉛筆)は、美術館で配布します。画材などの持込み使用はできません。

  • 日時:8月10日(土曜日)、17日(土曜日)、31日(土曜日)午後6時~午後8時
  • 講師:藤田龍平(京都市京セラ美術館 ラーニング担当)
  • ワークシート配布場所:京都市京セラ美術館 中央ホール
  • 定員:40名程度(申込不要/先着順/入退場自由)
  • 参加費:無料(ただし、コレクションルームへ入場される場合は当日有効のコレクションルーム観覧券が必要です。)※市内在住(通学)の小中高生等は無料でご鑑賞いただけます。

(4)「ザ・トライアングル『川田知志:築土構木』ガイドツアー」

 川田知志は、伝統的なフレスコ画の技法を用いながら、都市や郊外の均質化した景観にある、その地域に特徴的な要素を題材として作品を制作してきました。郊外の景観を形づくる土木技術を手掛かりにリサーチを経て制作された新作による展覧会「川田知志:築土構木」のハイライトを担当キュレーターが分かりやすく解説します。

  • 日時:8月9日(金曜日)午後7時〜午後7時30分
  • 会場:京都市京セラ美術館 ザ・トライアングル
  • 講師:吉峰拡(京都市京セラ美術館 事業企画推進室アシスタントキュレーター/コーディネーター)
  • 定員:20名程度(申込不要/当日先着順)
  • 参加費:無料

(5)美術館の副館長と話そう!「展覧会、どうでしたか?」

 普段は表舞台にあまり出ることのない美術館の副館長。実はたくさん展覧会を観ている館内屈指のアート愛好家でもあります。そんな副館長と気軽に展覧会の感想を語り合いましょう。

  • 日時:8月2日(金曜日)、9日(金曜日)、16日(金曜日)、23日(金曜日)、30日(金曜日)午後6時30分〜午後7時30分
  • 場所:京都市京セラ美術館 談話室(本館2階)
  • お相手:小林中(京都市京セラ美術館 副館長)
  • 参加費:無料(申込不要/入退場自由)※参加者多数の場合は、お席をご用意できないことがあります。 
  • その他:8月中は「副館長の本棚」を談話室に公開します。おすすめのアート入門書などをご自由にご覧いただけます。

(6)「INAMORI ミュージック・デイ2024」ミニ・コンサート

 稲盛財団が京都市交響楽団と協力してより多くの方々が音楽と出会う機会をつくる「INAMORIミュージック・デイ」が今年も実施されます。音楽と美術、二つの芸術の出会いを是非お楽しみください。

  • 日時:8月10日(土曜日)午後6時~午後6時30分
  • 会場:京都市京セラ美術館 中央ホール
  • 参加費:無料(申込不要)
※「INAMORIミュージック・デイ」の詳細は7月29日(月曜日)に稲盛財団から発表予定。

(7)「特別ライトアップ」

 京都を拠点に活動する光のアーティスト髙橋匡太氏が、本イベントにあわせた特別なライトアップで当館の歴史的な建築を彩ります。

  • 時間:日没~21時(ただし、8月16日(金曜日)は午後7時50分まで)
  • 会場:京都市京セラ美術館 本館
  • アーティスト:髙橋匡太


イメージ写真 <撮影:村上美都>

髙橋匡太プロフィール

 1970年生まれ。京都府出身。1995 年京都市立芸術大学大学院修了。映像と光を巧みに操りライティングプロジェクト、パブリックワークなど幅広く活躍。京都・二条城、十和田市現代美術館、東京駅など大規模な建築物のライティングプロジェクトでは、ダイナミックで造形的な映像と光の作品を作り出している。

(8)カフェ・ショップの営業時間の延長

 夜間開館に合わせて、館内のミュージアムカフェとミュージアムショップについても、時間を延長して営業します。この機会にゆっくりとお楽しみください。

<営業時間>

●ミュージアムカフェ「ENFUSEエンフューズ」

 夜間開館時:午前10時30分~午後8時(ラストオーダー午後7時30分)

 通常時:午前10時30分~午後7時(ラストオーダー午後6時))

 ※8月3日(土曜日)は通常時の営業時間となります。

●ミュージアムショップ「ART RECTANGLE KYOTOアート レクタングル 京都」

 夜間開館時:午前10時30分~午後8時30分

 通常時:午前10時30分~午後6時30分

ナイトミュージアムKANSAIとは…

 京都市、京都府及び滋賀県では、美術館・博物館相互の連携やネットワークの形成により、夜の時間帯における新たな価値創出や文化と経済の好循環の実現を図るため、経済界の関係機関が参画する「ナイトミュージアムKANSAI実行委員会」を立ち上げ、美術館・博物館の夜間活用を、日本のナイトタイムエコノミーの中核コンテンツとして確立することを目指しています。

 令和6年度は、夏から秋にかけて、京都市京セラ美術館、京都文化博物館、滋賀県立美術館で夜間開館の取組を実施するほか、デジタルマップを活用した周辺施設とのタイアップや周遊企画を実施する予定です。


令和6年度 文化庁 Innovate Museum事業

報道発表資料

発表日

令和6年7月22日

担当課

文化市民局 美術館 (電話:075-771-4107)

お問い合わせ先

京都市 文化市民局文化芸術都市推進室美術館

電話:075‐771‐4107

ファックス:075-761-0444

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