京都奏和高校では、不登校経験のある生徒や、様々な困りを抱える生徒が、地域・外部団体との交流を通して多様な価値観に触れ、社会とのつながりの大切さを学ぶ取組を行っています。
昨年度から市民参加を推進する京都市と連携し、総合的な探究の時間「ビジテックⅢ」の授業の中で、「まちのだれかを笑顔にするプロジェクト」に取り組んでいます。
このプロジェクトは、子どもや大人、高齢者、観光客など、生徒たち自身が笑顔にしたい人の顔を思い浮かべ、その人たちが抱える課題や困りごとを乗り越えて笑顔にするための企画を考えるものです。京都信用金庫及び龍谷大学にも御協力もいただき、大学生やまちづくり活動団体の指導や助言を受けながら企画・実践してきました。
この度、12月21日(土曜日)に、プロジェクトの成果を発表する「Make you smile探究成果発表交流会」を開催します。市民の方にも御参加いただき、見学や生徒たちとの交流を通じて、生徒・参加者全員で「まちのだれかを笑顔にする」ことを考える機会とします。
1 開催日時
令和6年12月21日(土曜日)午後1時~5時
時間 |
内容 |
|
13時〜13時20分 |
オープニング |
プロジェクトやイベントの説明 |
13時20分~16時15分 |
展示・発表・ワークショップ等 |
各チームに分かれて、1・4・7階で成果発表や取組を実施 |
16時20分~17時 |
クロージング |
来場者とともに「笑顔」について交流 |
2 会場
京都信用金庫QUESTION(〒604-8006 中京区河原町通御池下る下丸屋町390-2)
3 参加方法
事前申込は不要です。当日、QUESTION7階総合受付までお越しください。
4 発表等の概要
対象 |
チーム名 |
企画概要 |
高齢者 |
おじいちゃんとおばあちゃんを笑顔にする会 |
孤独で会話の少ない高齢者を対象に包括支援センターやデイサービスなどと連携し、高齢者を元気づける「活動」を実行します。 |
観光客 |
シェアンブレラ |
京都で困っている外国人観光客を対象に、困りごとを楽しく解決する「動画」や「マップ」、「コミュニケーションツール」を制作します。 |
おとな |
Take five again |
仕事で忙しいおとなを対象に、高校生と一緒にゲームやものづくり、会話を通じて少しでもストレスが発散できる「場」をつくります。 |
おとな |
あなたの ほわほわ貯金箱 |
家事や仕事や育児で忙しい親を対象に、日頃伝えられていない感謝を声や行動で表してほわほわした気持ちにするための「しかけ」をつくります。 |
子ども |
SCFP子衛隊 |
さまざまな理由でネガティブな子どもたちを対象に、ものづくりやスポーツのイベントを通じて楽しめる「ひととき」をつくります。 |
子ども |
居場所みっけ隊 |
居場所がなくて一人ぼっちでさみしい思いをしている子どもを対象に交流を促すワークショップで友だちや居場所づくりの「場」をつくります。 |
子ども |
自分を好きになっちゃい隊 |
寂しくて、不安で自分に自信がない子どもを対象に、「できた」や「喜んでもらえた」を得ることで自信につなげる「できごと」をつくります。 |
子ども |
おゆんたいむ |
何らかの理由で自由を求めている小学生を対象に、遊びを通じた交流から友だちのつくり方を見つけられる「居場所」をつくります。 |
※当日までに企画を実施した成果を発表するチームと、当日に企画を実施するチームがあります。
5 備考
取材を希望される場合は、事前に以下までご連絡をお願いいたします。
- Make you smile探究成果発表交流会について
京都市立京都奏和高等学校 井上(TEL:075-641-5121) - 市民参加の推進について
京都市総合企画局総合政策室市民協働・公民連携担当(TEL:075-222-3178)
(参考)
1 全体の学習計画
実施日時 |
テーマ |
内容やねらい |
実施場所 |
5/24(金曜日) |
先駆者展 |
生徒たちの課題意識をより深めるために、「企業展」のような形式で、さまざまな対象に対する先駆的な取組みをされている個人・団体を招いて実施する。 |
京都奏和高校 |
7/12(金曜日) |
お!ピニオン会 |
関係者がそれぞれの視点から 「応援」や「協力情報」を提供し、企画のブラッシュアップのきっかけとする。 |
京都奏和高校 |
12/21(土曜日) |
Make
you smile |
地域や社会に広く開いた成果交流会を開催する。 |
QUESTION |
2/6(木曜日) |
ビジテックDAY |
全校生徒・教職員・関係先および保護者等を招いて、生徒たち自身が運営するビジテックⅡ(2年生対象)・Ⅲの成果交流イベントを開催する。 |
京都奏和高校 |
2 今回のプロジェクトにおける関係者の役割等
⑴ 京都市(総合企画局総合政策室市民協働・公民連携担当)
「京都市市民参加推進フォーラム」における市民参加の裾野拡大に関する議論に基づき、高校授業と連携しています。本事業では、企画に親和性の高いまちづくり活動団体の紹介など、生徒達と実社会とつなぐ役割を担います。
⑵ 京都信用金庫
京都市との連携協定に基づき、金融・本業支援業務で培った強みを生かし、生徒たちが考える企画への助言やQUESTION※での成果発表会を通じて、生徒たちと地域の方をつなげる役割を担います。
※一人では解決できない「?(問い)」に対し様々な分野の人が集まり、みんなで寄ってたかって答えを探しにいく、京都信用金庫が運営する共創施設。ここには人々が集う対話の場があって、お節介焼きのコミュニティマネージャーがいて、課題解決にあたっています。
⑶ 龍谷大学
教育に関心のある学生がインターンとして高校生の成果発表会の支援や企画運営等に関わることにより、教育の楽しさや大切さを体感し、成長することを期待します。
3 京都市立京都奏和高等学校について
学習上の困難やつまずきがある生徒や不登校を経験した生徒、中学校までの「学び直し」を求める生徒などが、集団生活の中で多様な価値観に触れることで、自立するための基礎を身に付け、主体的に行動できるようになることを目指す普通科定時制高校(令和3年度設置)
報道発表資料
発表日
令和6年11月19日
担当課
総合政策室市民協働・公民連携担当(電話:075-222-3178)
報道発表資料
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お問い合わせ先
京都市 総合企画局総合政策室市民協働・公民連携担当
電話:075-222-3178
ファックス:075-212-2902