平成29年10月22日(日)に「RUN伴」を開催しました。
RUN伴とは、認知症になっても暮らしやすいまちづくりを目指して取り組むランニングイベントです。今年は京都府全体で520名の参加者があり、うち50名ほどが認知症の当事者の方です。
イベントでは、認知症の人もそうでない人も誰もが一緒にランニングを楽しむ事ができました。当日は、大型台風が直撃となり、悪天候の中、「何とかタスキを次に繋ぎたい!」という思いで決行しました。
このような思いを参加してくださったランナーの皆さま、中継地や応援などでご協力いただいた商店街などの皆さまも同じように感じてくださっていたようで、みんなの気持ちをひとつにすることができました。
京都市内では、最終ランナーを門川市長と認知症当事者の曽根勝さん、花園大学の学生さんに担っていただき、河原町三条~ゼスト御池までの商店街を華やかに駆け抜けていただきました。
ゴールイベントでは、当事者の曽根勝さんが「認知症になって失望していたが、こんなに楽しい事ができる!夢みたい!」とお話くださり、会場のみんなの胸が熱くなりました。このように曽根勝さんも感じられた想いをRUN伴を通して私たちが知ることがこの取組をする大きな意味ではないかと思っています。
この後、私たちがつないだタスキは山口県へつながります。全国みんなが同じ思いでつながっている事に心強さを感じます。
RUN伴はイベントで終わるのではなく、この後、どのように行動するかが重要です。さあ、今からが何かが変わるスタートです!市民の皆さんも自分たちに何ができるか、何をしていくか、一緒に考えていきませんか。
終わりに、ご協力いただいた皆さまにこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
報告:RUN伴実行委員会