梅津北児童館にて「無声映画上映会」を開催しました

 

 

平成30年8月18日に、梅津北児童館にて「無声映画の活弁上映会」を開催しました。

今回は、活弁士 大森くみこさん、ピアノ演奏 天宮遥さん、アニメーション・アーティスト 秋山好正さんをお迎えし、昔のアニメーションに活弁と生演奏を付けた特別版として、梅津北児童館の企画で実施していただきました。

ワークショップでは「どうして、静止画が動いて見えるのか?」を体験してもらう簡単な玩具工作をしました。①2枚の紙に少しだけ異なる絵を描き、上の紙を鉛筆で巻いて延ばしてを繰り返すと、パラパラ漫画のように動いて見えるマジックロール。

②白い円盤の表と裏に絵を描き、両サイドに付けた紐または輪ゴムで引っ張って回転させると、絵が重なって1枚の絵に見えるソーマトロープ。

③ドラムの周囲に連続した絵を描き、スリットから覗きながら回すと、絵が動いて見えるゾートロープ。 ④円盤に描いた連続した絵を、鏡に映して回しながらスリットから覗くと、絵が動いて見えるフェナキスティコープ。

4種類の玩具を作って静止画が動いて見える面白さを体験した後、実際に35㎜フィルムを装填したおもちゃ映写機で映写体験をしてもらいました。デジタルが普及した今日では、「どうしてアニメーションができるのか」がわかりにくくなっています。こうしたアナログ工作を通してその仕組みが小さなお子さんにも理解できたと思います。

先生たちの事前の心配をよそに、子どもたちは思うがままの絵を手際よく描いて、楽しんでくれました。

無声映画の活弁をしてくださった大森くみこさんは、

「今回は15分ほどの短い時間で、 昭和一ケタ代の漫画映画(アニメ)を見てもらいました。

初めて見る音のない映画、はじめは弁士や生演奏に「これはいったい何だろう?」という表情の子供たちでしたが、興味津々の様子でした。「楽しかった。またやってほしい!」と帰りの笑顔が嬉しかったです。この体験が夢の種のようなものになってくれると嬉しいなぁと思います。」と、仰っていました。

 

おもちゃ映画ミュージアムでは、子供たちに昔ながらのアニメーションや映画について興味関心をもっていただく機会をつくれたらという想いで、活動の場を探しています。

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