胎教協会主催のシンポジウムが5月7日に開催され、90名(おなかの中のあかちゃんを含む)参加がありました。
前半のトークライブでは、地域や家族での共同養育の大切さが語られました。この50年ほどの社会環境の変化は著しく、人類の進化が追いついていない状況にあり、それゆえ、本来おばあちゃんの子育て参加など共同養育が前提であったものが、母親一人が負担する不自然な状況が多く生じているのだそうです。また、あかちゃんは、おなかの中にいるときから母親の声を聞き分けるなど、多くの感覚が発達しており、心の原型がすでに存在していると考えられるそうです。あかちゃんがおなかの中にいる時から、よい環境づくりを行うこと、家族や地域が共同で子育てに関わっていく仕組みをつくっていくことの大切さを、科学的根拠に基づいて語られました。
後半のグループ討論では、トークライブをうけて、自分たちに出来ることは何かについて、話し合いました。母親として、胎教アドバイザーとして、保育士などそれぞれの立場から、子育てへの取り組み方を改めて考えることになりました。
胎教シンポジウム「お宝祭」
日時:平成29年5月7日(日)13時~15時30分
場所:西本願寺 聞法会館3階多目的ホール
【トークライブ】
明和 政子 氏(京都大学大学院教育学研究科教授)
山村 龍和 氏(書道家)
【みんなで話し合い】
おなかの赤ちゃん子育て支援事例発表(全国の胎教アドバイザー等から)
みんなの参加で話し合い