現在、超高齢化社会がさらに進行し、同時に核家族化、地域内コミュニケーションの希薄化も進行しています。そのような中、昔は、「町のおせっかい役」が多数存在し、よろず相談的な取り組みが自然な形で町の中に存在していました。しかし現在は、人知れず亡くなっていく高齢者、子育てや介護の悩みを抱え込んでしまい虐待につながってしまう等、悲しい出来事が多発しています。自助・互助に限界が生じているのです。
そんな課題に正面から取り組もうとしているのが、京都大学こころの未来研究センターの清家先生が中心に進めている「くらしの学び庵」です。3年前初級講座を開始し、今年は初めて中級講座を実施されました。
1月22日は中級講座の最終回。地域のおせっかい役の基本的な構えや、人の関係づくり、居場所づくりの大切さなど、活発な議論がなされました。今後、上級講座へ、また地域での実践へと展開が期待されます。