【活動進捗】2024/11/5(火)「宗教の社会貢献」をテーマにした研修会を開催します!

災害対策における宗教施設の役割や社会貢献について研究者、住職、行政の視点から議論!
近年、全国で地震や大雨などの自然災害が多発し、地球温暖化や気候変動の影響で水害の規模や頻度が増大しています。その中で、避難所の不足が指摘されています。さらに加えて、日経新聞での調査では、豪雨災害時に指定避難所の約27%が浸水や土砂崩れのリスクがある場所にあることが報告されています。これは、地方自治体が避難場所を指定する際に、ハザードの詳細な検討が不十分だったことを示しています。地域住民には、行政が指定し た小学校や公民館が安全だという認識があるかもしれませんが、実際にはそうではない場合もあります ※1 。

こうした状況の中で、全国各地で広い境内を持つ寺社仏閣が災害時に住民の避難場所として活用されています。東日本大震災では、宗教団体が先遣隊を派遣し、100以上の寺社が避難所となりました。平成28年の熊本地震 や平成30年の西日本豪雨災害においても、寺社が社会福祉協議会と協力して災害ボランティアセンターを運営 し、仮設住居の管理や炊き出しの支援などを行いました ※2 。このように、緊急時に備え、地域の拠り所として 寺社仏閣が積極的に防災活動に関わることで、住民の安心・安全がより一層高まることが期待されています。

今回の研修会では、災害対策における宗教施設の役割や社会貢献について、大阪大学の稲葉教授をお招きし、基調講演をいただきます。さらに、地域防災の拠点となっている壬生寺の松浦俊昭貫主、京都市環境政策局の 白﨑課長にもご登壇いただき、災害対策や気候変動対策における宗教の社会貢献について議論を深めます。

※1 日本経済新聞[全国に潜む「危ない避難所」27%で浸水・土砂リスク]https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62205030S0A800C2MM8000/
※2 稲場圭信「大規模災害に備えた寺社の避難所としての活用」日本在宅ケア学会誌 Vol.27 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjahc/27/2/27_35/_pdf/-char/en

【開催概要】
イベント名:「宗教の社会貢献を考える」お寺とお宮の発電プロジェクト研修会 #01
日時:2024年11月5日 (火) 15:00 – 16:30
会場:壬生寺 (京都市中京区壬生梛ノ宮町31)
参加費:無料
参加者:30名程度 (寺社仏閣の関係者、行政の防災関係者、メディア記者)
主催:TERA Energy株式会社
詳細: https://oteratoomiya01.peatix.com/

【プログラム】
15:00 – 15:10 開会の挨拶
15:10 – 15:40 基調講演「現代社会における宗教の社会貢献」(大阪大学・稲場圭信教授)
15:40 – 16:00 京都市脱炭素先行地域の概要、事例紹介 (京都市環境政策局地球温暖化対策室・白﨑晃太朗課長、妙福寺・松本現薫住職)
16:00 – 16:25 パネルディスカッション「宗教の社会貢献」 (稲場教授、壬生寺・松浦俊昭貫主、京都市・白﨑課長)
16:25 – 16:30 閉会の挨拶

【お申し込み方法】 イベント詳細ページ ( https://oteratoomiya01.peatix.com/ ) より必 要事項を記入しお申し込みください。

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