となりの外国人とのおつきあいワークショップ開催レポート

昨年度完成した、日本人向けのガイドブック「となりの外国人とのおつきあい」の内容を学べるワークショップに参加しました。2018年11月18日に、上京区「be京都」で開催した第2回目の様子をレポートします。

今回のワークショップでは外国人ゲストを3名お迎えし、参加者はテーマごとに分かれて、やさしい日本語を使った会話例を考えるワークに挑戦しました。

参加者が選んだグループごとのテーマとお題は

グループ①「工事で水道が1日止まるお知らせチラシが読めないお隣に引っ越してきた外国人に説明するには?~はじめての挨拶~」

グループ②「大きな台風時に、避難所へ逃げなければならないことを伝えるには?~災害時はココへ!~」

グループ③「区民運動会に参加してもらい、町内会に誘うには?~町内会加入大作戦!~」

の3つでした。

お題に沿って「通常の日本語会話」を思いつく限り出し合ったあと、伝えたいポイントを元に会話例を5つに絞り、それらを「やさしい日本語」になおした後、外国人ゲストを相手に自分たちが考えたやさしい日本語が通じるかを試しながら、より通じる言い回しに修正していきます。まだ日本語が初級の外国人にも伝わるように、やさしい単語や言い回しで“文節を短く”“擬態語・擬音語を使わずに”丁寧に話すことは、簡単なようでなかなか難しく、外国人ゲストの方に何度も質問をしながらグループワークを進めました。

ワークショップの導入で、「やさしい日本語」とは?という説明と事例紹介、伝わるポイント講義をされるので、そこで得た知識をフル活用して、参加者のみなさんは頑張ってコミュニケーション会話例を考えていました。

最後のグループ発表では、「『怪我』という単語が伝わらないことが分かりました。」、「言葉で説明をするのが難しいのでイラストで伝えました。」、「国によっては運動会が無いということが分かりました!(むしろ多数派)」など、実際にコミュニケーションを取って体験したからこそ分かった難しさや発見を共有し、みんなで笑い合いながら楽しく学ぶ時間となりました。

次回は2018年12月9日(日)14:00~16:00上京区役所で開催です。

最新情報は、facebookページをご覧ください。

 (レポート:市民協働推進コーディネーター日高)

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