【活動見学レポート】 (協働コーディネーター 日高)
2022年から取り組まれている、ウクライナへ再生車いすを送るプロジェクト。
スイマルクの取り組みに共感してくださった企業から場所も提供いただき、全国から提供された車いすの整備と発送作業に大忙しです。今回は、久御山での車いす整備と梱包作業にお邪魔しました。
プロジェクト立ち上げ当初の目標は車いす100台でしたが、いくつかのメディアで取り上げていただき、2023年4月時点で、目標を上回る122台をウクライナへ送っています。
コンテナ2台を提供いただき、倉庫と整備場所として使われていますが、夏場は暑くて大変そうです…。
見学をした日にも、福祉施設の方が車いす8台と義援金を神戸から届けてくださいました。
その後も、車いすを提供したいという方からの問合せの電話があり、多くの方が関心を持たれていることが分かります。
ニュース番組で放送されてからは、ウクライナ大使館経由で全国の車いすの提供者から連絡をいただくことも増えたそうで、先日は群馬から車いすを送ってこられたとのことでした。
※車や電車で引き取りに行ける範囲(片道2時間程度)はスイマルクさんが取りに行かれますが、遠方からの提供は、ご自身で発送していただけたらとのことです。詳しくはスイマルクにお問合せください。
「車いす」とひと言で言っても、様々な種類があるようで、子供用の小さいサイズ、背の高いリクライニング機能付き、スポーツ用など、大きさも形状も様々で、梱包作業はパズルのようです。重い車いすを横にしたり逆さにしたり、壊れないように且ついかに効率よく丁寧に梱包できるかを苦心されていました。
子供用車いすには、ぬいぐるみを乗せて発送しています。
倉庫代わりのコンテナには、整備中の車いすが50台以上出番を待っていました。
破損がひどいものなど、どうしても整備ができないものは素材や部品ごとに細かく分別しています。解体作業も大仕事です。
車いすをいくつか組み合わせて段ボールを切り貼りして梱包し、コンテナ内で箱を並べ替える作業も、とにかく体力勝負!です。
発送作業のお手伝いができる方は、ぜひボランティア参加していただけるとありがたいです!
【連絡先】こちら
電話:090-7344-8040(谷口)
FAX:075-621-2810
メール:suimaruku@gmail.com
中には、長く闘病されていた方の遺族から提供された車いすもあり、「車いすを捨てるのは心苦しく、ずっと置いたままだったけれども、ウクライナで使ってもらえるのであれば。」と送ってくださる方もいらっしゃるそうです。
これまでの活動と、現地ウクライナから寄せられたフォトレポートは、こちらからご覧いただけます。