2019/2/11(月祝)、「七条大橋の文化的価値を学ぶ」シンポジウムが開催されました!

 
2019/2/11(月祝)、京都の近代化遺産「七条大橋の文化的価値を学ぶ」と題したシンポジウムが、ハイアットリージェンシー京都にて開催されました。

近畿大学の岡田昌彰先生からは「RC(鉄筋コンクリート)橋の土木遺産-その技術と風韻」と題して、①土木学会選奨土木遺産、②RCアーチ橋、③セメントコンクリートが可能にした自由な造形、④森山松之助が関わった意匠設計、という四つの視点から、さまざまな事例とともに七条大橋の価値をあぶりだすお話がされました。

 

 

 

 

 

 

また、京都女子大学の斎藤英俊先生からは「近代化遺産の保存~自らの歴史を語るために~」と題して、文化庁時代に「近代化遺産(建築物等)総合調査」を担当されたご経験から、日本における近代化遺産の価値を評価する国の取組の背景などについてお話がありました。

 

「七条大橋を国の登録有形文化財に!」という動きがいよいよ目の前に迫る中、約70名の方が集まった講演会。
全体を通して伝えられたことは、これからの文化財とは“国や地域自らの歴史を語るためのもの。地域のアイデンティティとして、また、身近な歴史的環境資源として存在するもの”ということ。そういう意味でも、七条大橋は貴重な近代化遺産であるということが、講演を通して伝えられ、参加者にとっては、改めて七条大橋の価値を見出す機会になったようでした。

12人から始まった、毎月7日に行われている七条大橋の清掃活動。
活動を通して橋に愛着がさらに生まれ、参加者同士の交流も生まれています。
「世界一愛されている橋にしていきたい」。共同代表の酒谷さんの締めの言葉が印象的でした。


*現在開催中!*

2019/2/28(木)まで!
「七條大橋をキレイにする会 3年のキセキ(軌跡・奇跡)」と題した展示会が行われています!
興味を持たれた方は、ぜひ七条大橋を訪れた流れで、そちらにも足を運んでみられてはいかがでしょうか?
▼場所はこちら

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